Information(情報)とmemory(思い出)が日本人の感覚では似ている。memory(思い出)に冠詞が付く理由は?
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英語の授業です。

生徒が質問していた内容を載せます。

「Informationは不加算名詞だから冠詞を付けないけど、memoryにはつけるんですよね??」

興味深いですね。

1. memory に冠詞がつく理由: 「完結したストーリー」だから

memory を「思い出」として扱うとき、それは単なるデータではなく、

「始まりから終わりまでがある一つのエピソード(出来事)」を指します。

  • 思い出 = 1本のショート映画や1枚の写真
    • 「去年の夏休みに行った海」という思い出は、場所・時間・感情がセットになった一つのパッケージです。
    • 「修学旅行」という思い出と「昨日の夕飯」という思い出は、ハッキリと別物として区別できます。

このように、「ここからここまでが1つの塊」という区切り(輪郭)が見えるものには、英語では冠詞 a をつけたり、複数形にしたりします。

2. information に冠詞がつかない理由: 「境界線のない素材」だから

一方で information は、バラバラの事実や数字が混ざり合った**「砂」や「水」のような素材**として捉えられます。

  • 情報 = 砂場やプールの水
    • コップ1杯の水に、もう1杯の水を足しても、それは「2つの水」ではなく「増えた水」ですよね。
    • 情報も同じで、AというニュースにBという詳細を足しても、それは「2つの情報」というより、情報の量(中身)が増えただけという感覚です。

情報は「中身(コンテンツ)」そのものを指し、それ自体に決まった形やパッケージがないため、数えることができません。

★ 思い出(memory): 素敵な思い出の半分だけを思い出しても、それは元の思い出そのものではありません。パッケージが壊れます。

数えられる!

★  情報(information): たくさんある情報の半分を捨てても、残った半分は依然として「情報」です。性質が変わりません。

数えられない!

まとめ

  • Memory(思い出): 「始まり」と「終わり」があるエピソードの塊だから数える。
  • Information(情報): どこまでも繋がっている知識の素材だから数えない。

他にも work(仕事:数えない)と job(職業・タスク:数える)などの使い分けにも共通