割り算の商がわからないときは5で試す
塾日記

(もしくは、わる数をがいすうにする)

小学生「91÷16 の商がすぐわからない。16×1、16×2と順番に探すしかない??」

という質問を受けました。

たしかにちょっと難しいですね。

くふうして計算する方法で、わる数をがいすうにして、あたりを付ける方法もありますが・・・

91÷16を、91÷10にすると、商が9になるので、答えの5とだいぶ違います。

91÷16を、90÷16にしても、大差なし。

「割る数を10にしたら、本来の16は1.6倍だから、商を6にすると1.6倍くらいが9で・・・」

って、割り算苦手な生徒には余計混乱します。

慣れてれば

「商が5なら、50+30で良さそうだな」

だったり、

「15の6倍が90だから、16なら商は5かな」

だったり、できますが・・・。

割り算が苦手な子で、地道にかけ算で探すのはできる子に、わかりやすい方法を考えたのは、

「商を5で試して、大きすぎたら商を減らす、小さすぎたら商を減らす」

にしました。

今回はたまたま商が5でぴったりですが、

79÷16で、商を5と予想して、16×5=80となり、大きすぎるので商を減らす。

99÷16で、商を5と予想して、16×5=80となり、あまりが19で小さすぎるので商を増やす。

確率的に、1から最後まで順番に探すより、半々に分ければどっちかにある作戦です。

あまりの大きさ、足りなさから、さらに商を考える話はやめました。

まずはシンプルに1つだけ覚えてもらおうかと。

生徒に合わせて、わかりやすい説明をくふうして指導しています。

AIが浸透したら、単純計算は「電卓で良いやん」となるのかもしれません。

頭を使う(脳を鍛える)ために、単純計算はずっと残り続けるのかもしれません。

個人的には、頭は使った方が良いと思ってます。(脳の老化防止にもなるので)