
「有名な個別指導塾に通っているけれど、成績があまり伸びない」
ということは、普通にあります。
「有名な塾に通っているから、それで伸びないのは仕方がない」
と考えられる保護者さまも、普通にいます。
私としては「もったいない」と思ってしまいます。「時間」も「お金」も「生徒の心」も。
有名な個別指導塾の授業は、アルバイト講師
有名な塾ということは、生徒が多いわけです。
AさんもBくんも通っているあの塾。
となると、社員が授業しません。
アルバイト講師だけが授業を行います。(例外的にアルバイト講師が大勢休んで、社員が入る可能性はあり)
アルバイト講師は、能力もモチベーションも差があります。
生徒が多ければ、そのぶんアルバイト講師を大勢雇う必要があります。
大勢いて、全員が能力が高く、モチベーションも高いでしょうか??
社員が教えてくれた方が、良い結果が出ると思いませんか??
責任者が詳細を把握できない(授業を行わない)
有名な塾になると社員が複数人います。
社員が授業を行わない、ということは社員のトップである責任者は授業に入りません。
なので、生徒の詳細を把握できません。
どういう問題点があるのか、アルバイト講師の報告を一般社員が見ているだけ。
もっとも能力とモチベーションが高いはずの責任者が、授業を行わない・・・。
アルバイト講師の報告書は、どれほど精度が高いのか不明です。
綿密に書かなくてもお金はもらえるわけであり・・・。
「事件は現場で起きているんだ!!」
なんてありましたが、
「生徒の問題は現場で起きているんだ!!」
大勢の生徒の中の、1人になる
生徒が10人ならば、責任者が生徒の特性、間違えやすい問題、得意な問題、こまかく把握できるでしょう。
では生徒が100人なら? 生徒が200人なら?
人数が増えるほど、1人1人の詳細まで把握できなくなります。
結果、最適な指導が行えなくなります。
個別指導といいながら、全員が同じことをやるようになっていきます。
以上の3つが大きな理由です。
生徒数が多いと合格実績も多く出せるので、実績がでているように思えますが、水増し問題もあったりしますし、注意が必要です。
もちろん、有名な塾でも成績の上がる生徒もいます。
どのくらい上がったのかも大事です。